夏は愛犬とのお出かけが楽しい季節ですが、気温の上昇や水辺での遊びによって、さまざまな体調トラブルが起きやすくなります。今回は夏に特に注意したい犬の病気や症状について解説します。楽しい夏を元気に過ごすためにも、しっかりと予防や早期発見を心がけましょう。
熱中症:命に関わる夏の最大リスク
症状
- 呼吸が荒い・ヨダレが多い
- ぐったりして動かない
- 嘔吐や下痢を伴う
- 体温が40℃以上に上昇
対策
- 朝夕の涼しい時間に散歩する
- 水分補給をこまめに行う
- エアコンや冷却グッズを活用する
肉球の火傷:アスファルトが灼熱地獄に
夏の昼間、アスファルトは60〜70℃近くになることもあり、犬の肉球に深刻な火傷を負わせます。
対策
- 散歩前に手で路面温度を確認
- できれば土や芝生の上を歩かせる
- 犬用シューズや保護クリームを活用
外耳炎:湿気と水遊びで耳トラブルが増加
プールや川、海などで遊んだ後は、耳の中に湿気がたまりやすく、外耳炎の原因になります。
症状
- 頭を振る・耳をかく
- 耳から臭いがする
- 耳が赤く腫れる
対策
- 遊んだ後は耳の中を優しく乾燥させる
- 定期的に耳掃除を行う(ただしやりすぎ注意)
- 垂れ耳の犬種は特に注意
コールドテイル症候群:水遊びや冷えが引き起こす“尻尾の異変”
コールドテイル症候群とは?
冷たい水や急激な温度変化によって尻尾の筋肉に炎症が起きる症状で、特に大型犬や水が好きな犬種(ラブラドール・ゴールデンなど)に多く見られます。つい先日、我が家のすけろくもコレが原因ではないかという症状がでました。
主な症状
- 尻尾が力なく垂れ下がる(根元から下向き)
- 尻尾を触られるのを嫌がる
- 元気がなくなる・痛がる
原因
- 冷たい水に長時間入る
- 濡れた体でクーラーのきいた室内にいる
- 急激な運動
対策と予防
- 水遊びは短時間にする
- 遊んだ後は体をよく乾かし、冷えないようにする
- 尻尾が異常な形になった場合はすぐ動物病院へ
脱水症状:水分不足は命取りに
症状
- 皮膚のハリがなくなる
- 口の中が乾燥する
- 食欲がない
対策
- 水はいつでも飲める状態に
- スープやウェットフードなども活用
- 散歩や外出時には携帯用の水も忘れずに
食中毒・下痢:夏の食べ物は要注意
夏は食べ物が腐りやすく、人間の食事の「おすそわけ」から中毒を起こすケースも増えます。
対策
- ドッグフードの保管に注意(密閉&冷暗所)
- 冷蔵保存していた食材も早めに与える
- BBQやお祭りでの食べ残しには要注意←先日拾い食いした子が嘔吐下痢のインスタ記事見かけました
まとめ:夏の健康トラブルは“予防”がカギ!
犬たちは自分で体調管理ができません。飼い主の注意と対策が、暑い季節を元気に乗り越えるカギになります。特に水遊びが好きな子は「コールドテイル症候群」に要注意。尻尾の異変に気づいたら、迷わず獣医さんに相談しましょう。
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